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【#なんでないの】スウェーデンの性教育について、そして日本のアフターピルのアクセス向上にご協力お願いします。10月トークイベントレポートです。

ラブピスタッフ2018.10.26

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ポジティブに、主体的に性を楽しむってどういうことだろう。偏った情報のために、傷ついてしまうこともある性。どうすれば、安心して楽しめる?そのために必要なものは?

10月のワークショップゲスト「#なんでないの」の福田和子さんは、「ないものだらけ」な日本の避妊具の現実に声を上げる女子大生。福田さんが留学していたスウェーデンでは、日本で認可されていない避妊具が安価に、安全に提供され、薬局でアフターピルを購入することもできるのだとか。

それだけでは、ありません。スウェーデン全土に260カ所以上ある「ユースクリニック」では、医師や看護婦、カウンセラーなど専門家によるカウンセリングや検査が、25歳以下は全ての人が無料で受けられるそう!「若い頃にこういう施設があれば自分も利用した」「日本にもゼッタイ必要!」という声が会場からも次々と上がり、一同共感。

ワークショップでは、スウェーデンの学校で実際に使われているビデオ教材を通したディスカッションも体験。ネットを通じて知り合った人と初めて出会う時、「自分や相手が性的なことにその気じゃない時どうする?」というテーマには「難しい〜!」という声が会場のあちらこちらから。スウェーデンでは中学生向けの教材だそうですが、大人にとってもかなりの難問!

ワークショップで紹介されたビデオ教材はYoutubeでもご覧いただけます。

まずはこちら。
オンラインでで知り合った2人が実際に会うという設定で始まります。お互い好意はあるのでキスするけれど……。
スウェーデンの中学校の教材です。学生たちは、この動画を見て「(相手に)自分はそんなにセックスしたくない」ということをどう伝えるか、また、「自分はセックスしたい!」と思っているけど、相手もしたいかどうかの気持ちをどう聞くか?をディスカッションするんだそうです。



続いてこちらは福田さんが留学中に参加されてたスウェーデンのRFSU(性教育・性の健康のために1933年から活動する団体)が作成したコンドームキャンペーンの動画。思わずクスッと笑ってしまうシーンもありますが、メッセージが子供から大人までしっかり伝わる内容になっています。(サムネイルがグレーになっていますが、動画はご覧いただけます)



最後にこちらは教材ではありませんが、ワークショップで福田さんがご紹介されていたスウェーデンの家電のCM。
あなたが一番ハッピーな時を教えてください!という趣旨のCMなのですが、トークイベント会場では、老夫婦が仲良くセックスを始めるシーンに衝撃!という声も。セクシュアルウェルネスを真面目に考える国ならではの、ステキなCMです。



そう、スウェーデンの性教育は、私たちが受けてきた、性を避けるような性教育とはまるで違って、コミュニケーションを土台にしたもの。傷つく前に相談できる、困った時に使える制度やアイテムがある。数ある選択肢の中から、自分にフィットするものを選ぶことが出来る。それが、性の主体性や自由、人権ということなのかも。

「ないこと」を仕方ないと諦めずに「なんでないの?」と違和感を声に出していくことで、世界を変えていける。「#なんでないの」の輪、どんどん広げていきたいですね!

福田さんが立ち上げたプロジェクト「#なんでないの」では世界各国の性教育についてや、避妊ついて詳しく知ることができます。
https://www.nandenaino.com/
また、福田さんは日本のアフターピルのアクセス向上に向けた署名活動も呼びかけています!ぜひご協力ください!
https://www.change.org/afterpill

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