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Dameの広告が「有害である」という理由で断られたニュースについて。 #DerailSexism

ラブピスタッフ2019.06.21

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ラブピでも大人気のトーイブランドDame
ニューヨークを拠点に、クラウドファンディングで女性が本当に心地良いと感じるトーイを作ったブランドです。

そのDameの新広告が「Sexually oriented business」という理由で、ニューヨーク地下鉄の広告掲載を断られたというニュースが飛び込んできました。

Sexually oriented business」(SOB)とは性産業を指すだけでなく、社会にとって「有害である」とし、ゾーニングの対象になる、という意味も含んでいます。

実はDameは以前より広告の申請をしており、昨年の9月ごろまでは一部審査を通っていたとのことでした。ところが、ニューヨーク地下鉄を運営するMTAは今月、「新ガイドライン」に沿って掲載できない旨を回答したのだそうです。
ニューヨークの地下鉄には、男性のヘルスケア(ED改善薬など)薬、サプリメントに関する広告や、Museum of Sexの広告、他にも「Still a Virgin?」という言葉と電話番号の載った広告、女性のバストをアップに写した豊胸を薦める広告などが掲載されていたにも関わらず。

Dameの主張はこうです。

「男性の勃起不全薬には十分な公共のスペースがあるのに、どうしてそれ以外全てのセクシュアリティ/ジェンダーの人が、自身のヘルスケアをより豊かにする方法を知るための、公共のスペースがないのでしょうか?」

(左:Dameが申請していた広告 右:MTAに掲載されているED治療薬の広告)

(左:Dameが申請していた広告 右:MTAに掲載されているED治療薬の広告)

 

現在掲載されている他の広告との比較動画もあります。

Dameは今回、広告の掲載を拒否された件を明確な性差別とし、連邦裁判所へ訴える準備をしています。

詳細はこちらのページからご覧いただけます。(Dame公式ページへ移動します)
So, were suing the MTA.Dame
http://bit.ly/2IwmWDa

 

実はかつて、ラブピでも人気のブランド「UNBOUND」もMTAに「猥褻」という理由で広告を拒否されました。
そのときも大きな話題となり、世論を受けMTAは「ペニスの形をしたもの」を変更するならば掲載を検討する、という方針を出しました。(ぜひここまでお読みになられた方は、最初に載せたDameの申請広告画像と、現在地下鉄で掲載されている広告の比較画像をご覧ください。)

そしてこちはそのときに拒否されたUNBOUNDの広告の一部です。

https://unboundbabes.com/blogs/magazine/when-our-pleasure-is-deemed-offensive

 

ラブピスタッフがこのニュースを知ったとき思い出したのは、今年の1月にCES2019でイノベーション賞を獲得したトーイが「猥褻、不道徳、冒涜的」という理由で受賞を取り消されたというニュースです。

私たちは今回の問題を、海を越えた遠い国の話とは思っていません。そして、たかが広告ひとつの話とも思っていません。
率直にいうと、Dameも、UNBOUNDも、Oséも、そしてもちろんラブピースクラブも、女性が、そして、全てのジェンダー/セクシュアリティの人が快適に、幸せに過ごせる社会を実現しようとしているだけなのです。
そのためには、やはり、セクシュアルヘルスの充足も大切な課題だと思っています。私が私であるために、身体も、心も、社会的な状況も、全てにおいて尊厳をもって生きられる状況。それがセクシュアルヘルスです。

私たちは、男性のセクシュアルヘルスが掲げられることを批難しているわけではありません。

特定の視点から、男性のセクシュアルヘルスだけが掲げられるべきではない、と言っているのです。セクシュアルヘルスの情報にアクセスできること。それは男性も含む全てのジェンダー/セクシュアリティの人、皆が持っている権利です。

本来、皆が平等に得られるはずのものを、一部の人が享受できないことや、不道徳であるとされることは、到底認められないと感じました。

私たちラブピースクラブもDameの抗議に同意し、活動を支援します。

そして、性のこと、楽しいセックスのこと、身体のこと、生きるということを主体的に語ることを諦めず、昨日より今日が、明日がよりよい社会になることを目指して行きたいと思います。

 

(スタッフ・アンリ)

追記:広告比較画像2枚目の製薬会社Romanは、6月19日に「全てのジェンダー/セクシュアリティの人が、公共の場で平等に情報にアクセスできるべき」というDameの主張を全面的に同意し、活動を支援すると声明を出しました。

 

今後も新しいニュースが入り次第、こちらのブログで報告したいと思います。

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