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虫への対応にジェンダーはあるか?

深井恵2005.07.01

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お久しぶりです。九州はようやく梅雨入りしたようですが、まだほとんど雨らしい雨は降っていません。夏の水不足が少々心配になる今日この頃です。畑の野菜もちょっと元気ないし・・。枯れなきゃいいけど・・。

ところで、梅雨のこの季節、木造平屋建ての我が家では、さまざまな虫たちが出現します。(・・ま、梅雨の時期だけに限りませんが・・)。家庭に出てくる一般的な虫と言えば、蚊、蝿、蜘蛛、蟻、ゴキブリ、ナメクジ、ダニ、紙魚・・・くらいなものでしょうか。これら様々な虫たちに対して、それぞれに応じた殺虫剤が市販されているようですが、何種類もの殺虫剤が本当に必要なのか、「マユツバ」だと思っている今日この頃です。
(テレビCMでは殺虫剤の効能を説明するのは専ら男性で、虫が出て「キャー」と叫んだり効能の説明を受けているのは専ら女性・・・などというメディア・チェックもできます)。

似たような現象に、洗剤についても同じコトが言えると、以前どこかで聞いたことがあります。一種類の人畜無害の洗剤があれば、食器、洗濯、風呂、トイレどこでも全て、同じ洗剤で事足りるというのに、あの手この手で何種類もの洗剤を買わせようとしている・・・っていうお話。一理あるかも・・・。

おっと、今回は洗剤のお話をしたいのではなく、虫の話でした。

先日、夜中の2時頃、右手に違和感を感じてふと目が覚めたのです。明かりをつけてよく見ると右手薬指に小さな虫さされのような跡が2つ。これはおそらく「ムカデ」!!傷口の位置から判断するに、かなりの大きさのムカデに違いない。・・・でも、その姿は目撃していないので、有力な手がかりはないまま・・・。起きているときにムカデが現われたら、迷わず退治しますが、寝込みを襲われた日には・・・無防備ですから・・・。

傷口を見ていると、すぐにズキズキ痛くなってきました。体内の毒素を出せるだけ出そうと、傷口に左手で力を入れて体液を絞り出しましたが、大した量の体液は出ませんでした。傷口に薬を塗って、保冷剤をハンカチで巻いて右手にセッティングして寝ました。

次の日、右手は少し腫れていましたが、ま、大丈夫だろうと楽観視して、会議に出掛けました。
その日の会議も無事終わり、夕飯に「体内からアルコール消毒だ!」と焼酎を飲みました。その夜は、徐々に右手が腫れてきたような気がしたまま、眠りました。
そして次の日・・。右手が、まるで「ドラえもん」の手のように更に腫れていたのです。「これはヤバイ」と、諦めて病院へ・・・。夜中に刺された経緯と、ムカデなど珍しくない家庭環境である状況などなど話をしました。話を聞いていた医者は「今どきムカデの出る家に住んでいるのか、趣のある・・」と言った反応で、少々驚いた様子でした。「・・この医者、ムカデとは無縁の生活体験しかしてないな・・・」と判断した私でした。

結局、注射2本と内服薬を3種類・3日分、処方されてしまいました。・・・今では右手の腫れもひき、痛いのは筋肉注射の跡のほうさっ。

ここまではちっともジェンダーなお話ではありませんが、この虫さされ事件の数日前、授業中に虫が入ってきたことがあったんです。蛾のような蜂のような、ちょっと名前の分からない虫が、パタパタと羽ばたいて、教室に舞い降りました。
虫が飛んでいた時の生徒の反応は、キャーキャー、ワーワーと、男女問わず逃げていました。「虫に怯えるのは女子」とは限らないのです。私が窓の外に逃がしましたが、それを見ていた生徒は「おー!!」と驚いていました。

様々な殺虫剤を使って、虫と言えば「殺す対象」と見なしがちな現代の生活は、虫に対する免疫そのものをなくしている・・・と見るのは、言い過ぎでしょうか。要するに虫に対する「慣れ」があるかないか、ってことですね。近い将来、殺虫剤のCMも、男性が虫に恐れおののいている内容に、変わっているかもしれません。

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