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第5回 「女が性欲について話をするのが嫌いな男の割合男=81%」

野沿田よしこ2015.04.09

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こんにちはよしこおばさんです。 私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。 私の趣味は人の恋愛話、セックスの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。 “人の話を聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 と、いうことで、6回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。 私に読者の方からメールをいただいたと編集部の方から連絡が届きました。 あらぁ楽しみねぇとお返事したら、編集部の方が暗い声でおっしゃりました。「苦情です。」よしこおばさん調べの数字の根拠がどこにあるのか、ねつ造ではないか、このようなコラムを掲載する編集部は何を考えているのかというようなお叱りの声でございました。大変恐縮ではございますが、よしこおばさんの盗み聞きに根拠を求められてもお答えする言葉を持ちません。よしこおばさんの話しに根拠があるとすればそれは盗み聞いた女達の実感とでも言うべきものかもしれません。さぁ今日も参ります。

「女が性欲について話をするのが嫌いな男の割合男=81%」 前回、エロイ女性=黒い下着を着ているような女を性の対象として好みながらも、結婚を考えるような女性に対しては黒い下着を着てほしくない男性が多い。と、いうお話をいたしましたが、先日もこんな話しを盗み聞きいたしました。終電がなくなり、始発まで待つ人で賑わう繁華街のまったりとした深夜のファミレスでの会話です。 個室感覚溢れるUの字の空間は男性2人の本音トークで溢れておりました。

  A「彼女がさぁどうやら自分でやってるみたいなんだよ」 B「自分でってあれを?欲求不満なの?」 A「普通にやってるからあいつが異常なんだよ」 オナニーをする女、自分とのセックスで満足しない女は異常だそうでございます。 先日、2児の母でセックスレス2年の年下の友人T美に夫との生活について休日のイタリアンレストランでねほりはほり聞いておりましたら、こんな話しになりました。セックスが大好きなT美はセックスレスに絶えきれずある日、自分から積極的に迫ったそうです。自分からキスをし、そして股間に手を伸ばそうとした時に夫に言われたそうです。

「そういう女嫌いなんだよなぁ。気持ち悪い」 それから半年後、T美は絶えきれず夫にどんなに性欲が溜まっているか、どれほどセックスが必要なのかを打ち明けたそうです。しかし夫はこう答えたそうです。

「おまえがそんな女だと思わなかった。母親だろおまえ。」 T美は二度と夫とはセックスしないと決め、今ではバイブの魅力にはまっているようでございます。性欲の対象となる“女”にはエロさを求めても、家族として恋人としての“女”から性の欲望を感じる瞬間、嫌悪を覚える男性の方が多いようでございます。自分の想定内のエロはまだ許せても、それを超えるものを見せつけられると男は嫌悪し、女の欲望は常に男の手の中にあり、その範疇を超えた女性に男性は怒りを覚えるという傾向があるようです。特に母親である女性には“欲望”など御法度でございます。

「この前初めて舐めてもらったんだけどよくなくて、こうしてほしいとか言ったら おまえのカラダがおかしいって言われた」 本当にこの場所は盗み聞きの宝庫です。国道沿いのFバーガーは女の本音の吹きだまり。20代の女性の会話に私の耳は釘漬けになりました。

A「もし3Pするとしたら女2人男1人と男2人女1人のどれがいい?」 先ほどのファミレスでの会話です。この2人、すっかりオープンマインドでございます。

B「違う男の見たくないし、やっぱ女2人だろ。夢だよな~そんな女に会いてぇー」 もし“そんな女”がいたとするならば、それは欲望に正直な女たちでございましょう。 男性のカラダを求め、自分のカラダを気持ち良く伸びやかに解放したい女たちでなければ、自ら進んで3Pをすることはないことでしょう。しかしその女たちの欲望の声が自分の大事な彼女、妻に変わった時、どれだけの男たちがその欲望に違和感なく向き合えるのでしょうか。 AVの中での女性はいつも性欲に溢れております。男たちの妄想の中で女は欲望に溢れております。しかしそんな女たちに欲情し性欲をかき立ててもらう男性でも、“愛するリアル女性”に求めるものはそれとは反対、性欲に正直な女たちではないとしたら・・・        

NO MORE 女の欲望を管理したがる男たち “NO MORE 映画泥棒”のようなパントマイムをこのキャッチコピーでやってみようかと思う今日この頃でございます。 さぁ女たちの声は男性にどれほど届くのでありましょうか。よしこおばさん調べには根拠などございません。盗み聞きと共に女の心の声があれば充分でございます。 よしこおばさんはあなたの体験談をお待ちしております。恋の話、セックスの話を是非お聞かせください。 ※よしこおばさんへの恋愛相談も受け付けております。編集部までご連絡下さい。匿名で結構です。→love@tkc.att.ne.jp

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野沿田よしこ

野沿田よしこ(のそえだ・よしこ)

年齢敢えて不詳。私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話し、セックスの話しを聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 

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