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第6回 ゴミ捨てを家事だと思っている男=95%

野沿田よしこ2015.05.20

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こんにちはよしこおばさんです。 私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。 私の趣味は人の恋愛話、セックスの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。 “人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 と、いうことで、7回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。 先日、私の住む築40年のマンションのゴミスペースの前でこんな盗み聞きをしました。60代後半らしきマンションの重鎮の女性が、同年代の馴染みの女性と話しておりました。 「さっきね、201号室の、ほら何サンっていったかしら、あのうちの旦那さんとゴミ室に入ってきて、ゴミを叩きつけるように投げ捨てたのよ。私ね、燃えるゴミは2段目の棚に置いてくださいね。って注意しようと思ったんだけど、あまりに顔が怖くて、何も言えなかったわよ。ゴミ室だっても密室じゃない。私怖くて・・・」 さぁ今日も参りましょう。

ゴミ捨てを家事だと思っている男=95% なぜオトコは、ゴミ捨てをかくも嫌がるのでしょうか? 前出の201号室のオトコも妻に頼まれいやいやゴミ出しして腹が立って投げ捨てたと思われます。その根拠はこの95%という数字でございます。 定位置のバイパス沿いのモスバーガーで、幼稚園のお迎え前の30代前半の女性2人組がこんな会話をしておりました。

女1「ゆずの片方ってイクメンなんだって。それっぽいよね」 女2「嫌な顔しないでお風呂に入れるし、何も言わないでも子供と遊んでくれるらし     いよ。」 イクメンって何でしょう?私はわからなくなってまいりました。子供をお風呂に入れて、遊ぶことは家事というのでしょうか?そこで私は、リサーチを始めることにしました。携帯に入っている既婚の男に電話してみました。

男1「オレ、カジメンだよ。朝ご飯作るし、ゴミ出すし。」 私「朝ご飯ってどんなごはん作るの?」 男2「トーストと目玉焼き」 私「子供にはもう少しちゃんとした朝ご飯の方がいいんじゃないの?」 男2「えっ!オレのだけだよ。」 私「・・・・」 あ~家事の定義がさらにわからなくなってまいりました。

女1「この前、どーしても朝のうちに洗濯機回したくて、夫が休みだったから、やっ    といてって、頼んだの。帰って洗濯機見たら、そのままなの。理由きいて驚い    ちゃった。なんでだと思う?」 私「めんどくさくなったとか?」 女1「説明書なかったからだって。やり方が分からなかったっていうのよ!結婚して    3年よ!一度も洗濯したことなかったってことに愕然としちゃった。これからち    ゃんと育てなきゃって思って、ゴミ捨て始めさせたわよ。かなりごねたけど、    子供がもう1人いるって思ってがんばんなきゃ。」 洗濯機も回せず、ゴミ捨てをごねる子供は、反抗期の高校生並にやっかいそうでございます。さて、ゴミ捨ての件に戻りたいと思います。なぜそんなにゴミ捨てが嫌なのでしょうか?ゴミ捨ては確かにめんどくさいです。わかります・・・いや、お待ちください。ゴミをゴミ捨て場に持っていくことがめんどくさいのではなく、ゴミを集めることがめんどくさいのではなかったでしょうか?ゴミ収集場所に持っていくだけならばさほどめんどくさくありません。では臭いから?確かに臭い日もございます。さわやかな空の下、これから仕事という時に臭いものは持ちたくありません。しかし、臭いものを集めるのはオンナ、そしてその前に集めるために掃除するのもオンナ。 何より、ゴミを出している一員として、ゴミ捨ての過程の一部をなぜめんどくさいと思えるのでしょうか?誠にもって男脳とは不思議でございます。 去年、香山ピエールが「イクメン・オブ・ザ・イヤー」に輝きました。リカちゃんのパパです。時代に合わせ容姿とキャラクター設定を変える香山ファミリー。イクメンは時代の象徴なようです。 香山ピエールのプロフィールより抜粋。リカちゃんの語り口調になっているプロフィールです。 8/8生まれ。何でも知ってるパパ。お仕事は音楽家なの。「イクメン オブ ザ イヤー2014」キャラクター部門受賞!ただ今1年間の育休中。 リカ以外に、双子と三つ子がいて、さらに双子の子犬、そしてその母犬、オカメインコのピーちゃんと大家族の香山家、ピエールの家事分担具合も、プロフィールに載せていただきたいと思い、タカラに電話しようかと思っている今日この頃です。 しかし、お手伝いロボットマカロンなる、ウサギ型ロボットがいる所を見ると、大した家事はしてなさそうでございます。

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野沿田よしこ

野沿田よしこ(のそえだ・よしこ)

年齢敢えて不詳。私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話し、セックスの話しを聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 

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