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第8回 ‘‘女性は非論理的だ”と思っている男性=91%

野沿田よしこ2015.07.31

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こんにちはよしこおばさんです。
私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話、セックスの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話を聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。
と、いうことで、8回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。
夏でございます。耐えがたい熱さが続く毎日、盗み聞きの宝庫である国道沿いのフレッシュネスバーガーでは昼夜問わず、あちらこちらで聞きごたえのある話が聞こえてまいります。夏は人の心をOPENにするものです。心に閉まった本音が店内を渦巻いております。
「ひろみって女のくせに論理的に考えられるんだよね。」
会社の同僚について話す20代後半の男2人組。営業の合間なのか、資料を広げながら同僚チェックに花を咲かせておりました。
「そうそう、すぐギャーギャー言わないしさぁ、仕事しやすいよ」
「この前も、クライアントに持って行く、試算表の計算間違えて渡しちゃった時、俺、上司Bに呼ばれたじゃん。そんな時も、ミスしてもしょうがないくらい、俺が仕事抱えていたってBに言ったりさぁ、ちゃんと物事見てんだよね。仕事はそこまで出来るってわけじゃないけど、気配りできるし。俺が説明したこと、ちゃんと理解できてるみたいだし。ほら、俺たちの仕事って、相手と数字見ながら話して、分析できなきゃだめじゃん、まず女は無理なんだよな。そういうの、数字に弱いし、論理的な話しできないし。」
この男性の話を聞きながら、思わず飲んでいたシェークが何度も鼻に入りそうになりました。試算表の数字を間違えても、自分のミスをカバーしてもらっても、同僚の女性、ひろみを評価するこの男性。女性は男性をサポートするのが当たり前。数字が苦手=女性 女性=論理的に話せない。そんな方程式がきっちりと頭に詰まっているこの男性を見ながら、「♪ここは昭和か大正か?」そんなサビの歌を作りたくなりました。
“女性は非論理的だ”と思っている男性=91%
「パーティー行くから、彼女貸してくれって先輩に言われたからさぁ、そのままあいつに話したらさぁ、いいなりキレだして、びっくりしたよ。いいじゃんね、パーティ行くぐらい。俺がいつも世話になってんだから」
大学生風の男性。相手の男性がどう反応するかと、凝視していたら予想通りの反応でした。
「女には友情ないから、そういうのわかんないんじゃん?」
男性は女性をみんなで共有しているとでも思っているのでしょうか?飼っているのとでも思っているのでしょうか?男以外は対等な人間に見えないのが男という生き物でしょうか?言葉も感情も持たない女性が、男性の言う“感情的でない良くできた女”なのでしょうか?
夕方、神妙な顔で男女が向きあっていました。
「私、リーダー失格かなぁ?」
「そうですね。先輩は、嫌われているっていうか、思い込みが強いんじゃないですか?。うちの部署で初の女性リーダーだからみんなも慣れてないってのもあるけど、女性って、視野が狭いじゃないですか。感情的にならず、全体を見渡せる冷静さが必要ですよ。先輩の個人的な判断じゃ、誰もついいかないっす。でも、オレ思うんですけど、先輩がんばってますよ。女性らしいきめ細かいサービス出来てるし。Dさんのような、冷静沈着な大人の男の上司にはなれないと思うけど、俺らサポートしますから・・・・」
「優しい後輩男子萌え萌え〜」。少しでもきゅんとしてしまったあなた。あなたはコーヒーのCMの見過ぎです。この会話、とんでもないです。まず、個人的な判断って何でしょう?逆にお聞きしますが、個人的ではない判断とはなんでしょう?会社の意向、組織の意向を汲んで判断したとしても、それは一人の人が考え、判断する“個人の判断”になるはずです。あっ!もしかして男性は“個人”ではないということでしょうか?もしかして男性の場合、“個人”ではなく“公人”にでもなるのでしょうか?きっとこれが男性上司の場合ならば、同じことをしてもリーダーシップがある、自分の道を歩く決断力のある強い上司と呼ばれることでしょう。
視野が狭い?何をおっしゃっているの?女は前後左右360度、深くそして広く、見えすぎる生き物なんです。そもそもこの後輩男子、どこの目線で話しているのでしょう?そしてこの女性はなぜ、こんな後輩男子に相談しているのでしょうか?この男子の言うような理想の上司は、本当にいるのでしょうか?存在するならばそれは、観音菩薩?女性のみなさん、あなたが職場で認められるためは、目指せ!菩薩でございます。
部下のことで迷っている部下を持つあなた。先輩でも後輩でも、男性に相談してもあてにはならないようです。
“部下のことで悩んでいる時、男性の上司、同僚、後輩に相談して前向きになれた経験がある女性=32%”
あっ!もしかしてあの女性。後輩狙い?弱っているふりだけして、カラダ目当てだったのかも?!いい雰囲気だったし。ことの顛末を見ず席を立ったことを悔やむ、よしこの夏でございます。

よしこおばさんはあなたの体験談をお待ちしております。恋の話、セックスの話を是非お聞かせください。
※よしこおばさんへの恋愛相談も受け付けております。編集部までご連絡下さい。匿名で結構です。→love@tkc.att.ne.jp

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野沿田よしこ(のそえだ・よしこ)

年齢敢えて不詳。私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話し、セックスの話しを聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 

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