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 私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、 “おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。私の趣味は人の恋愛話、セックスの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。

 “人の話を聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ば れ る人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力が なかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。

 と、いうことで、24回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。

 先日ネットニュースを読んでいたら、俳優の宇梶剛士さんが『母親から男女平等教育を受けて「女は男の道具じゃない」と言われながら育ってきて、「いつか男女平等の世の中が来るから、そのときに色んなことができないと」と、炊事や洗濯、縫い物など、家事全般が出来るよう教育された』とTVで話したという記事が出ておりました。ある程度の頻度で家事が自慢の有名人が登場していますが、今回の宇梶さんの話は宇梶さんが偉いというより、宇梶さんの母親の息子の育て方に賞賛を与えたくなるニュースでしたので大変安心して読むことができました。

 あっ遅ればせながら、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い申しあげます。よし子です。さて、家事分担問題は、何処にでもある問題で、盗み聞きの世界でも比較的初心者向けの話題、聞き易いトピックスといえるのでございます。ここ3日間でも実にこんな話が街にこぼれておりました。

 30代中盤の女性同士の金曜日の午後の会話
 「A子さんちは羨ましい〜。家事手伝ってくれるご主人でいいわね。うちなんか何もしなくて、やんなるわー」
 「うん、やってくれて助かるわ。私もパートがあるから、協力してもらえて本当にラッキー。」
 「毎日やってくれるんでしょう?」
 「うん、ほぼ毎日。ゴミ捨ては毎回だし。」
 「毎日お風呂入れてくれるなんてホント夢だわー」

 私は思わず二度見してしまいました。毎日“ご飯作り”。毎日“掃除”。毎日“洗濯&洗った物をたたむ”。毎日に続くそれらの家事を想像しておりましたが、毎日“お風呂を沸かす”とは?!。お風呂の“自動”ボタンを押すのが家事なのか?!
 お風呂掃除も込みであったとしても、これを家事分担と呼ぶことができるのでしょうか?

 50代の女性同士の午前の会話。
 「家事分担っていうけど、やってもらう方が面倒よね。ぶーぶー言われて手伝ってもらっても、掃除なんか結局やり直すはめになるし、やったことをずっと言われるし。」
 「そうよね。男に家事は無理よね。家事できるように生まれてきてないんだから」

 こちらも思わず2度見してしまいました。“家事ができるように生まれて来ていない”家事って身体機能の一部でしたっけ?と言いそうになりました。しかし次の方々の会話を聞いて考えを少し改めました。

 40代後半の高校の同級生だったらしき息子を持つ2人のお昼の会話。
 「うちのこ、この前彼女を連れてきたのよ。結婚するかもとか言って。」
 「へー〇男くんももう社会人だもんね。早いわー」
 「顔もそこそこよくていいんだけど、飲み終えたコーヒーカップをね、飲んだ後に〇男が台所に持って行ったのよ。」
 「えーーその子はどうしてんの?」
 「座ったままで“ありがとう”の一言だけ。」
 「ありえないわね。せめて“ごめんね”よね。」
 「うちでは台所に食器なんて運んだことないのに、後で聞いたら、うちの子、その子のうちでは、食器洗いや、掃除もたまにやってるみたいなの!なんか〇男がかわいそうで。毎日一生懸命働いてるのに、その子のうちに行って食器洗ったり、掃除しているのかと思うと、ちょっと泣けちゃった。」

 寒気がしました。脈々と受け継がれている女達の息子への偏愛。“彼女”も同じ会社で働いているらしきその状態で、たまにしかやらない食器洗いや洗濯以外のすべてをこなすその女性への想像力は皆無。こういう母親たちによって、男達の遺伝子に“家事はできない”もしくは“男の仕事ではない”という遺伝子情報が埋め込まれているのでは?と疑いたくなるほど、母親たちの女性への嫌悪はすさまじいものでした。

 新婚らしき女性とその友達との土曜日の会話
 「毎日楽しいでしょう?」
 「うん・・・・一緒に暮らすってちょっと大変なんだね。今日もケンカしちゃったんだけど、家のこと何もしないんだよね。掃除も洗濯もお風呂掃除ももちろんごはん作るのも、ゴミ捨さえほとんどしなくて、家事したことないようなんだよね。私も毎日忙しいのに。C子んちはどうしてんの?」
 「うちは、週末“むこうが”全部家事をして、ご飯だけ私が作ってる」
 「えーいいな。うちなんか、会社と家のことでへとへとなのに、子供も早く作りたいとか言って、もしこれに子供の面倒とか入ったら私、過労死するわ。」
 「それ言えてる。うちは、もし子供ができたら平日もご飯作る以外は全部やってもらうことにしてるよ。」
 「でも、そんなに家事やらせて、家に帰って来なくなったりしないかな?浮気とか。妊娠中はただでさえ危ないって言うじゃない?」

 街に溢れる“家事分担”についての会話。NHKの「歴史秘話ヒストリア」風に今日は終わりたいと思います。

 たった3日の間でも、これだけ盗み聞いた“家事分担”の話し。最後にこんなエピソードで終わりたいと思います。
 「ねー聞いてよ。最近、同棲し始めてお弁当作っていうから作ってあげたんだけど。帰ったら、私のパソコンの上にカラの弁当箱がのってんの。なんで?て聞いたたら、“洗っておいて”だって。弁当箱投げてやったよ。」
 「うけるー」

 「よし子おばさんの盗み聞きヒストリア」今日はこの辺でお別れです。
 ららら〜

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野沿田よしこ(のそえだ・よしこ)

年齢敢えて不詳。私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話し、セックスの話しを聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 

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