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都議会で女性議員への「子どもを産めないのか」発言。 結局、この国では、少子化問題は子どもを産まない女が悪いってことですか?

栗林デバ子2014.06.20

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妊娠・出産の高齢化について、東京都議会で質問した塩村文夏議員(みんなの党)に、
男性議員が、「自分が早く結婚すればいいじゃないか」「子どもを産めないのか」など、
と下品なセクハラヤジを飛ばした件、大問題になっていますね。
6月20日正午の時点で、発言者の特定と処分を求める署名は3万人にものぼっています。


怒りがわいてくると同時に、あらためて感じたのは、この国のオッサンは、少子化問題でも何でも、子どもを産まない女が悪い、と思っているんだなぁということ。

 

その1週間前の6月12日付読売新聞にも、
「独身の女性県職員に対し、上司は結婚の世話を焼くべきか」
という書き出しでこんな記事が出ていました。

 

<11日の茨城県議会総務企画委員会で、常井洋治委員(自民)が県に結婚を仲介するよう促したが、県側は「非常にセンシティブ」と慎重な姿勢を崩さなかった。
常井委員の質問に対し、県は知事部局の30歳代女性職員のうち、独身は昨年11月現在で37・3%の129人に上ると答えた。民間の有識者らによる日本創成会議が、2040年に20?39歳の女性が10年比で5割以上減る市町村の推計を5月に公表し、県内は18市町村が含まれた。常井委員は「足元からできることをやるのが大事では」と述べ、上司が結婚の世話を焼くといった対策を求めた。
これに対し、福田毅総務部長は「セクハラになるのではないかということも踏まえないといけない。やり方が非常に難しいが、課題を把握し、対応したい」と答えるにとどまった>

 

 

デバ子、この記事を読んだときも、衝撃のあまりのけぞってしまいました。
こんなくだらないことを考えている議員がいるのか!と。
議事録がアップされていないので、常井議員が具体的にどんな質問をしたのかはわかりません。
でも、この記事から推測するに、茨城県庁の知事部局に勤める30代女性職員の結婚率を調べさせたんでしょう。そして、その女性たちに対し、県が結婚を仲介すべきだと、
そうすれば、茨城にある市町村に若い女が居着くだろうとおっしゃっているんですよね。


もう突っ込みどころがたくさんあって、どこから指摘すればわからないんですけど、
もっとも違和感を感じたのは、なんで女性の独身率だけを調べさせたのか?ということです。男性の独身率については調べなくていいんですか?
さらに、若い女性が町や村からいなくなっているのは、結婚できないからなんですかね?
率直に申し上げて、あなたのような男性が多くて、自分の好きなように生活できない、生きづらいからではないでしょうか。

 

「上司が結婚の世話を焼く」なんていうのを「足元からできる対策」というのなら、女性が結婚して、結婚せずともこどもが産みたくなるような社会を、ひいては「ちゃんとした男」「いい男」を養成するほうに力を注いでいただけませんでしょうか。
そしたら、女性も出産について前向きに検討してあげてもいいな、という気持ちになると思うんですよ。

 

 

たった2週間の間に、地方自治体の議会でのセクハラ質問、セクハラヤジのニュースが立て続けに出ているということは、他市町村の議会でも、同じようなこと、もっとひどい事態になっているのではないでしょうか。というか議会に限らず、あらゆる職場で起きてるんですよね。

 

 

セクハラヤジを立て続けに浴びた瞬間、塩村さんは激怒するのではなく、とまどったように困ったように苦笑していました。
デバ子は、自分も職場で、きっとこんな顔をしているのだろうと苦しくなりました。

 

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【栗林デバ子・くりばやしでばこ】

週刊誌記者。事件や裁判、犬とK-POPをこよなく愛するおひつじ座。シンガポールの動物園でハダカデバネズミを見てから、その怪しい魅力にハマっている。
ひっそり土の中から世の中にキバをむくデバ子・・・。

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