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いつの時代の話?「外出禁止令」出されていた三船美佳さん。

栗林デバ子2015.01.16

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デバ子の会社では仕事の間もずっと、テレビがついてます。
今日は朝から、「何でもないようなことが、幸せだったとおも~うぅ♪ 何でもない夜のこと 二度とは戻れない よ~るぅ~」
THE・虎舞竜の「ロード」がずっと流れてました。
久しぶりに聞いたなー、と思ってテレビの方を振り返ったら、女優の三船美佳さんとボーカルの高橋ジョージさんに離婚騒動が持ち上がってました。


スクープしたスポーツニッポンによれば、美佳さんが離婚を強く希望しているとのこと。結婚して16年、自宅にジョージがいる間、美佳さんには「外出禁止令」が出されていたらしいです。仕事の付き合いであっても、ジョージを家に残して出かけることは出来ず、一方のジョージはというと、音楽仲間との“つきあい”で飲んで朝帰りもよくあったとか。そんな状況を、記事は「(美佳さんも)次第に窮屈に感じるようになった」と書いていました。
きゅーくつ、ですって?!部屋が狭いとか、服がきついとか、そんなレベルの話ではなく、大の大人に外出を禁止する、なんて、人権侵害も甚だしいと思うんですけど。


DV(家庭内暴力)が痴話ゲンカと呼ばれて、長い間、犯罪だと認識されていなかったように、成人に対する(子どもにだってダメだと思うけど)外出禁止も、「嫉妬」とか「束縛」ということで、ずっと“アリ”だとされてきていた気がします。
夫婦、親子というだけで、この国ではとんでもないことが許されるし、被害者も、これはアリなことだ、ガマンできないほうがおかしいんだ、と思いこまされている。


最近、エリート会社員(30代)と結婚した女性の話を聞きました。
夫の口癖は「ずっと妻にも社会で働いて欲しい」。「女性が輝く社会」を推進する安倍総理のような男で、正社員としてフルタイムで働く妻の帰りがどんなに遅くなっても、自分で料理をつくって待っているようなことはせず、テレビを見て待っているとか。
彼女が閉店間際のスーパーに駆け込んで夕飯の材料を買っているところが、友人によって何度も目撃されています。
妻には学生時代から付き合っているサークル(男女混合)の仲間がいるのですが、年末、サークルの仲間と旅行に行こうとすると、「夫以外の男と旅行に行くことは考えられないっ」とぶちキレられ、「参加者全員の連絡先を教えろ」と言われたあげく、他の人は宿泊するのに、妻1人だけ、最終で日帰りするように命じたとか。
このケース、もはや妻とかパートナーとかではなく、ましてや愛でもなく、夫専属の奴隷といってもいいのではないでしょうか。
こういう男に限って、妻が自分より給料が良かったり、出世したりすることを嫌うんですよねー。
思えば、美佳さんは「女優」と言いながら、いつもおしどり夫婦モノのバラエティーにばかり、ジョージとセットで出ていた印象が強い。それは美佳さんに依頼がなかったからなのか、ジョージの要望だったのか。デバ子は後者だった気がしてなりません。


ジョージは「一時の気の迷い」だと、離婚に同意していないそうです。間違いなく、迷いなんかじゃないね。もう戻ることはないだろうなぁ。
16歳で結婚した美佳さんは今32歳。まだまだ若いし、これから新しい人生を切り開いていける。でも、例えば28歳で結婚して家庭に入り、16年後に夫の隷属から逃れたいと思ったら、すごく大変だろうなぁとも思います。どうやって仕事をみつけて、自分や子どもを食べさせていくのか。
政府にはこういう女性がいきいき輝いて生きていけるような支援をしてほしいよ。
美佳さんの離婚に、友だちでもないのに、おめでとーっ!!良かったね、自由だね!!と心から祝福したい気持ちです。

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