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「高校生がセーラー服を着て産婦人科に入り、子どもをおろすことができるというのは世間のだれも認めないだろう」発言(自民党・今津寛衆院議員)が気持ち悪すぎる理由。

栗林デバ子2015.06.22

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「はやく結婚した方がいいんじゃないか」あの、昨年6月の東京都議会でのセクハラやじ事件から1年。6月18日付の東京新聞に、再発防止を誓ったはずの東京都議会が以後、一度も勉強会すら開いていない、という記事が出ていました。
ま、日本は首相が国会で女性議員に「はやく質問しろよ」とヤジを飛ばすような国です。期待はできないと思っていたけれど、事件を機に、有志で男女共同参画推進議員連盟なるものまで立ち上げておきながら何もしないというのは、もう誰も注目してないし、いいやと思ったんだろうな。ほんとに我々、ナメられたもんです。
勉強して意識を変えないとまた同じようなことが起きるだろうな。
そう思った矢先、自民党の今津寛(68)という衆院議員がやってくれました。
民法の成年年齢引き下げについて議論する党成年年齢特命委員会で「高校生がセーラー服を着て産婦人科に入り、子どもをおろすことができるというのは世間のだれも認めないだろう」と発言したんです。
この特命委員会は今国会で成立した、選挙権年齢を18歳に引き下げる改正公職選挙法の成立を受けたもので、この日が初めての会合。そもそも成人年齢を18歳にするべきか、とか、20歳未満を対象とする少年法をどうする?みたいなことを話し合う場のはず。
どんな文脈でこの発言が出てきたのかはわからないのですが、まあ気持ち悪いですよね。
人工妊娠中絶には現在、年齢制限がないのですが、まさか今後は18歳未満はできなくするべき、とかそういう意図をもっての発言だったのでしょうか。
リプロダクティブライツ、いつ妊娠して、子どもをいつ何人産むかは、個人のもっとも基本的な権利のはず。
それにね、子どもってのは一人ではできないんだよ。「学ランを着た男子高校生がセックスして妊娠をさせるとは世間の誰も認めないだろう」という発言にはならず「セーラー服を着た女子高生」ばかりに焦点を絞るのはどうなんでしょう。
今津さんのHPを見ると、新憲法の制定や自衛隊強化を訴えておられ、まあ安倍さんのお友だちなんでしょうね。こういうタイプの御仁は、セーラー服を着た子が中絶することも、きちんとした性教育を受けることも、きっと反対なんじゃないかな。
学ランを着た男子高校生も、セーラー服を着た女子高生も、きちんとした性教育を受けることができれば、妊娠中絶をせずにすむケースも増えるかもしれないのにね。
こういう方が成年年齢特命委員会の委員長を務めているというんですから、本当に油断できない。
来年夏、18歳から選挙に行って投票することができるようになります。
悲しいことだけど、意識が低い人ってのは変わらなそうです。のど元過ぎたら、勉強もせず、自分の何が誰を傷つけたのかを見つめようともしない。だったら、そういう議員をきちんと落選させることができるよう、権利をフルに行使してほしいなと思います。

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