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女の人に「不快じゃありません」と言わせればアリ、なんてことはない!

栗林デバ子2016.01.15

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あけましておめでとうございます。

年末年始いつもより長く休んだせいか、なかなかゆるゆるとした気分が抜けなかったデバ子ですが、ここにきてSMAP解散やらベッキーとゲスの極み乙女ボーカルの不倫騒動が持ち上がってやっと目が覚めたような気分です。

そのなかでも破壊力満点だったのが、駿河台予備校の50代の男性講師が出版した漢字の問題集でしょう。
「生きるセンター 漢字・小説語句」というタイトルで、表紙だけみるといたって真面目な問題集なのですが、例題にあげられている表現が、

「彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた」

「彼女の体のユルやかなラインが僕をほっとさせる」

「胸のでかさに俺はキョソを失った」

「彼女がリズミカルにシめ付けてきた」

「ゆっくり奥までソウニュウしてください」……。


ぎゃーっと叫びたくなるようなキモい性的表現が満載。
他にも

「夫婦間の家事ブンタンは幻想だ」

「男の収入をドガイシできる女なんているのか」


などなど。これ、ジェンダー的にアウトでしょ!
執筆したのは、駿台予備校のベテラン講師、霜栄という男性。
駿台予備校の広報部は「記憶に残る例文で学習に役立ててほしかった」などと釈明してますが、なんで女性の体を連想させるような表現ばかりなのでしょうか。

駿台予備校って男限定じゃないですよね??「弁護士.Com」の記事を読むと、女性に声に出して読ませたり、問題集を買うことを強要してしたりしてないから法的にはセクハラにならないって書いてあったのですが、そうなんでしょうか。表紙を見てエロ本と分かるわけではなく、女性が使う可能性のあるものに、セクシズム的な表現があったら十分問題だと思うんですけど!

それに、きっとこの講師、リアルな授業でもこういう例文を生徒たちに示していたんじゃないかな。実際に、ネットを見ると、「霜の授業、もともとキモかった」「下品だった」って書き込みが相次いでます。いま、事実を確認するすべはないけど、この問題集、講師1人が勝手に出版したわけじゃない。予備校内でも複数の関係者が目を通してOKを出して出版に至っているわけで。

突然、この変な例文が出てきたわけじゃなく、いっつもこの講師が多様してたから「あ~~、霜先生ね。おもしろいよねーw」みたいな雰囲気で了承されたんじゃないのでしょうか。
こんな講師や表現が容認されてきたことが、きっとこの予備校のなかでは、女性への性的表現が「おもしろいじゃん」「絶対記憶に残るよ!」「堅いこと言うなよ~」と許されてきたであろう空気を感じます。

この問題に対する日刊スポーツの記事も変でした。
「文脈もなく、一文だけをとって“セクハラ”と断言できるようなものではないが」とか書かれていたり、街の声として「下ネタ問題集と銘打てば販売しても構わないと思う」なんていう女子大生の声が紹介されていたり。なんかあえて、女子大生の声として取りあげていることに記事の意図を感じます。

女の人に「不快じゃありません」と言わせればアリなんてことはないから!!

男性講師は問題集のあと書きで「ぼくの話に笑ってくれる人の心づかいに超感謝」などと書いていのですが、授業でこれを聞かされて、不快感とどんな顔をしていいのか分からず、苦笑いを浮かべるしかなかった女の子は多かったのではないでしょうか。私が大学生だったらぜったいに駿台には行きたくないです。

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