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「同性愛は異常」「生物の根底を変える異常生物だ」

アンティル2015.12.02

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神奈川県大和市の鶴指眞澄市議のtwiter発言にびっくりポンのアンティルです。
というより、このニュースに対するコメントがすごい。私が読んだのはYAHOOニュースのコメント欄でしたが、
「異常か正常かなら異常だろ」
「市議がそう思うのは勝手だろ。反対意見を言えない方がおかしい。ただ立場としてはまずいだろ」
「生物としては異常でも人格とは関係ない」「同性愛が認められるなら反対することも認めるべきだ」
「いろんな意見が出るのは当たり前ただ酔って言ったのはだめ」

家族制度の崩壊だとか、批判を怖れず頑張れとか、いつの時代にもいるそういう“輩”の発言ではなそうな、“私たちは普通の市民ですよー”的な“輩”の中立ぶった物言いに私は身の毛がよだつ。この輩の方が、やっかい!でもそういう人達の顔を私は過去の出会いからいくらでも思い浮かべられる。

「私、レズとか気持ち悪いけど、アンティルのことは好きだから否定しないよ。」
と言った高校時代の友人A.
「俺が男の良さを教えてまともにしてやるよ」
とほざいた、酒場の男
「できれば、アンティルにも子どもを産む喜びとか、家族のいる幸せを味わってほしの」
と、説得すればセクシャリティも変わると思い込んでいた職場のC。
他にも、私がトイレに入りどのように用を足しているか確認しようとした男たちとか、
嫌悪を剥き出しにした視線を向け続けた会社の先輩とか、本当にそんな人達は山ほどいた。ただ、ここ数年はあまりそこまで露骨な目にはあってない。最後はいつだったけっ?そうそう、10年前に隣に住んでた女性に「あんたたちのような人は精神病院にいけーーー」と叫ばれたきりだっけ?

もちろん、私たちのようなセクシャルマイノリティに対する認識、存在することを肯定しなくちゃだめでしょうというメッセージは昔より浸透している。しかし、時代は一度よくなれば後退しないなんて法則はない。セクシャルマイノリティの声が大きくなれば反対の声が小さくなるなんて簡単のことじゃないんだろね。大きく声を上げながら、何をすればいいんだろう。私たち。

先日TVを観ていたら、日韓中がどうしたら仲良くなれるかという討論をしていた。
その討論会も、日本人を代表するパネラーが“私、客観的にアジア見てるんで”という視線で日本がジャッジする“日韓中の友好”を語っていた。差別の構造って同じなんだなぁと思ってTVを消そうと思ったら、国同士の経済活動が互いに活発になれば、友好も生まれるという、経済の視点で語る3カ国の友好という話をし始めた。
文化交流ではなく経済交流。お互いを必要としてそれで潤えば、友好も生まれる。昔の日本製の車や電化製品がそうでしょう?と。私にはちょっと新たな視点だった。経済が人の心を変えることだってあるよね。と。

不況の今、セクシャルマイノリティビジネスがもてはやされているというニュースを
ここ数年目にすることが多い、結婚式場とか、旅行とか。生命保険もそろそろなんて声もある。こういうニュースを聞くと、単純にうれしい。では経済がセクシャルマイノリティを必要とすれば、さらに我々の声が通り、人の心も変えられる・・・!?

TVを見終わってから考えてみた。うーーん変わるかもね。でも、そんなのおかしくね?不況時代にファシズムが生まれ、ヒットラーが生まれ、軍事政権が樹立し、そんななんかの法則みたいな世の中で、お金がなくなれば人の心がよどみ、“弱いもの”に対しうさばらしをする。そりゃしょうがないことなのよ。そうやって存在を脅かされる標的が常にマイノリティで、財布が温まり、人にも優しくできる社会なら安全で、そうじゃなきゃ、その歪みに落とされるのは私たちだなんて。あー腹が立つ。これ、飛躍し過ぎでしょうか?

じゃあ、何をすれば私たちは自分らしく、安全に暮らせるのか。時代の流れやら、経済やら、政治やら、そんなものに流され奪われる人生なんて、私はまっぴらだ。
怒りましょうよ。セクマイたち。そして自分の人生を奪われない強さを持つために、横にいる仲間の温度を感じられる柔らかさを感じられる自分でいたい。そんなことを思う。

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アンティル(あんてぃる)

ラブローター命のFTM。
数年前「性同一性障害」のことを新聞で読み、「私って、コレかも」と思い、新聞を手に埼玉医大に行くが、「ジェンダー」も「FTM」という言葉も知らず、医者に「もっと勉強してきなさい」と追い返される。「自分のことなのに・・・どうして勉強しなくちゃいけないの?」とモヤモヤした気持ちを抱えながら、FTMのことを勉強。 二丁目は大好きだったが、「女らしくない」自分の居場所はレズビアン仲間たちの中にもないように感じていた。「性同一性障害」と自認し、子宮摘出手術&ホルモン治療を受ける。
エッセーは「これって本当にあったこと?」 とよく聞かれますが、全て・・・実話です!。2005年~ぶんか社の「本当にあった笑える話 ピンキー」で、マンガ家坂井恵理さんがマンガ化! 

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