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2013.11.11 あるこうよ!むらさきロード

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murasakichirashi2013.jpg こんにちは!スタッフのユウです。 昨日、「歩こうよ むらさきロード」に参加してきました。 子どもと女性への暴力に反対するパレードです。 今年で5回目の開催で、東京・表参道のウィメンズプラザ(こどもの城・国連大学がのすぐ隣です)から明治神宮駅~渋谷方面を、約1時間かけて一周しました。 DV・性暴力など女性に対する暴力を根絶する「パープルリボン」の紫と、 こども虐待防止の「オレンジリボン」のオレンジの2色をテーマカラーとし、仮装をして、歩きます。 さらにラブピではもうおなじみの、セクシュアルマイノリティのシンボルカラー、 レインボーカラーを身につけていらっしゃる方もいました。 仮面をつけたり、ドレスのような衣装を着たり、かぶりものをしたり・・・ 仮装をする理由は、パレードだから楽しく!という理由はもちろんですが、 DV被害者の方にとっては、加害者に発見されないようにという理由があります。 沿道の方からの写真も、スタッフが説明して断ります。 レインボーパレードの顔ばれ・身ばれ以上に、命の危険が伴います。 ですので、今日は実際の写真はありません。 そこまでして、パレードを歩く理由とは。 悪いのは、被害者ではなく、加害者だから。 実行委員の方に聞きました。 「DVは不思議なもので、加害者は『相手が悪いからやった。自分は悪くない。』と言い、何も悪くない被害者が『私が悪かったから、仕方ない』と言うの。」 もし、「自分が悪いから暴力を受けているんだ」と思っている人がいたら、 仲間がいるんだってすこしでもはやく気付いてほしいから。 おびえず、胸を張って歩きたいから。 「暴力は愛じゃない」「自分は悪くない」って本当は言いたいから。 私もデートDVを受けてきました。 当時は、ひとりで泣いていても、「私が至らないからいけないんだ」 「殴られて骨折したりしてないから、結婚してないから、これはDVじゃない」と我慢していました。 でも、暴言を吐く・無視する・生活費を入れない・携帯を見られる、などもDVに該当します。 婚姻していなくても、デートDVにあたります。 じつは、むらさきロードに出かける朝、急に不安になって なかなか部屋を出られず、だいぶ遅刻してしまいました。 なんとか会場に着き、拡声器でコールを呼びかける担当 (「暴力は愛じゃない!」等とかけ声をかけ、その後からメンバーが「暴力は愛じゃない!」という) になったのですが、 練習でひとりで読み上げているとき、涙がこぼれてきました。 街中でこんなこと言っていいのだろうか? 本当は、やっぱり私が悪かったんじゃないだろうか? そんなふうになってしまったとき、スタッフの方が優しく声をかけ、 「無理しないでできないときはできないって言っていいんだよ。 ここはそういう場所なんだよ。」 と言ってくださいました。 そのあと、やがて心が落ち着き、予定通りコール担当として、 外で無事に1時間歩き切ることができました。 嵐が予定されていましたが、札幌や名古屋でのパレードのように、 やはり思いは届くものなのでしょうか。風はありましたが暑いほどの晴天となりました。 小さい子ども連れの方、娘さんが被害にあったという男性など、 年齢も幅広い方が、約100名ほど参加されていました。 自分の中では、すっかり過去の事になり、 頭では、また元気なときは、「DVは絶対悪!!!」と思えていても、 弱っているときや感情的なときは、無意識に考えがぐらっと揺らいでしまうときがまだあるようです。 そういった、根が深く、傷ついてしまうのもDVの特徴です。 「嫌なことは嫌ときちんと言える女」であることはもちろん大事。 でも、なんで被害を受けた方がこんなに頑張らなければならないのでしょう? 暴力はしない、認めない、そんな社会にならなければいつまでも被害者はいなくならないと強く思います。

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