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2024年、ラブピをはじめて28年目です。今年もよろしくお願いします。今年の私の目標は・・・

北原みのり2024.01.16

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 2024年になりました。

 みなさま、どのような新年をお迎えになりましたか?

 震災を生きのびても避難生活で亡くなる方々、水やトイレ、生理用品の不足に苦しむ方々、そして飛行機の貨物室で亡くなった猫2匹のことを思うと、あまりにも辛い新年の幕開けになりました。政治が機能していないことも改めて実感し、初怒りを感じたお正月でもありました。
 SNSのウォールに、「ペットの命のことをなんだかんだと言う人に限って、肉を平気で食べてるよね」とかいうことを書いている人がいました。心臓がばくばくし、自分の身を守るような気持ちで、その人のフォローを外しました。「きれいごと言うんじゃねーよ」という人たちの「きれいごと」はダメですね。「剥き出しの本音」みたいなものを好む人のマッチョなリベラル風味が嫌い。・・・と自分の嫌いなことがはっきりと自覚できた年始めでもありました。

 2020年12月25日早朝に、最愛の猫が突然死したんです。前の晩、残ったクリスマスケーキをペロペロしてたので、超甘いママ(←私)に「なめちゃだめよ〜、かわいい〜」と抱きしめられてたのに。とても元気だったのに。
 あれから4年間、クリスマスもお正月を祝えなくなっちゃいました。とうてい科学的ではない因果関係を色々と引っ張り出しては自分を責めました。猫の生まれ変わりは人間より早いんだって・・・と言う人がいたので、「生まれ変わり」を信じ新しい猫を家に招きました。その子はその子で愛おしい。でもやっぱりあの子とは違い過ぎる! 生まれ変わりなんてあるはずないんだよ! 感じる瞬間に、冷たい世界に囚われる気持ちになりました。 
 それが少しずつ、だいじょうぶになってきました。今年はお正月を丁寧に迎えようという気持ちになれました。
 新しい猫はあの猫の生まれ変わりじゃないけれど、あの猫に推薦されて私のところにきたんだ〜と考えたとき、あの世にいるあの猫と交信できたような気持ちになれたんですよね。心が自由である限り、私たちは自分を救えるのだと思います。

 あれ、何の話だったか。
 そうそう・・・新年はどのようにお過ごしになりましたか? 今年はどんな年にしたいですか?

 今年、私は、一区切りの年にしたいと思っています。
 2014年12月に猥褻物陳列罪で逮捕されてから、今年で10年になります。複数の女性器アートをオフィスに陳列していたことが「猥褻物陳列罪」とされたのですが、他人の事件に巻き込まれるような理不尽な逮捕でした。幸い拘束されたのは3晩だけで、今も仕事を続けられており、令和になるタイミングで恩赦も受けました。ただ10年を振り返れば、あの時受けた傷はあまりにも深かったと言わざるを得ません。
 それでも。公衆便所みたいな部屋に放り込まれ、便器を横目にみながら、コッペパン一本を渡されるような、そんな衝撃の被疑者扱いは、ようやく笑い話として語れるようになりました。強い痛みを感じなくなり、受けた傷の深さをジョーギを引っ張り出して計ることができるくらいの距離ができたのです。
 先日、当時つけていた日記を読み返しました。これも10年間読み返せなかったものですが、読んでみたら、我ながら、なかなか関心する観察力で面白いのでした。たとえば、留置所で爪切りを許される時間があるのですが、やることがなさすぎるので、次回の楽しみとして左手の爪分を取っておいた・・・とか。なかなか留置所暮らしの才能があるんじゃん私! と日記読みながら大笑いです。そして改めて、なぜ私が逮捕されなければいけなかったのかを考えはじめています。そんなことをちゃんと今年、書いていこうと思っています。

 それが、私の一年の一つの目標かな。実は他にも新しく始めようとすることがあったり、新しい仲間と新しいプロジェクトを考えていたりとか・・・希望のある未来をつくっていきたいと思います。そしてラブピースクラブをこれまで以上にがんばりたいなと意欲を燃やしたり。女性のからだのこと、性の健康のこと、ずっと私がやってきたことをこれからも続けるだけなのですが・・・はい、今年もどうぞよろしくお願いいたします。バイブを買ってくださいね!

  というわけで、新年のご挨拶です。どうぞ今年もよろしくお願いします。
  そうそう! 年末の韓国お土産にたくさんのご応募をありがとうございました!

※あの猫の生まれ変わりではないが、あの猫に推薦されてやってきた今の猫です。くちびる、あるんですよね。かわいい。

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北原みのり

北原みのり

ラブピースクラブ代表
1996年、日本で初めてフェミニストが経営する女性向けのプレジャートイショップ「ラブピースクラブ」を始める。2021年シスターフッド出版社アジュマブックス設立。
著書に「はちみつバイブレーション」(河出書房新社1998年)・「男はときどきいればいい」(祥伝社1999年)・「フェミの嫌われ方」(新水社)・「メロスのようには走らない」(KKベストセラーズ)・「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)・「毒婦」(朝日新聞出版)・佐藤優氏との対談「性と国家」(河出書房新社)・香山リカ氏との対談「フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか」(イーストプレス社)など。

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