ラブピースクラブはフェミニストが運営する日本初のラブグッズストアです。Since 1996

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イベントのご案内:北原みのり講演会『フェムテックから考える性と人権』

北原みのり2024.10.02

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東京都清瀬市の男女共同参画のイベント「アイレックまつり」の基調講演に招かれました。10月13日日曜日午後です。お近くの方、ぜひいらしてください。
テーマは『フェムテックから考える性と人権』
どのような話をするのか担当の方とやりとりをしながら、とても「今」、なテーマをいただいたと思っています。

「フェムテック」という言葉に私が出会ったのは2017年頃かと思いますが、その時は、私がこれまでやってきたのって「フェムテック」だったんだ・・・と言葉を与えられたような嬉しさを感じたものです。
ラブピースクラブでは毎年カタログをつくっているのですが、その時のカタログには、「Hello Future ! LOVE PIECE CLUB meets FemTech 」という言葉を入れるくらい、ちょっと気分が盛りあがっていました。



「フェムテック」の雲行きが怪しくなってきたなぁ・・・と思ってきてしまったのは、やはり「ビジネス臭」がとても強くなったり、生理や更年期の問題で「経済損失○億円!」みたいな話が先行してしまい、結局女性の人権や性の尊厳の問題がここでも置き去りになってしまったからではないかと思います。

また、テクノロジーを謳うならば最先端の科学技術であるはずなのに、科学的根拠のないものも「フェムテック」の名の下に商品化されるのを見てモヤモヤしたり。かと思えば、最先端のフェムテックとして「卵子凍結」という生殖技術が「選択肢が増えるのはいいこと」程度の気軽さで肯定されるような状況などにモヤモヤしたり。というモヤモヤも増えてきています。

そういう中で本来「フェムテック」と呼ばれていたものがどのようなものを目指していたのか。そして女性の身体というリアリティは、テクノロジーと、相性が良いのか悪いのか・・・そんなこともしっかりと考える必要があると思っています。

だから、フェムテックから考える性と人権。行政の男女共同参画のイベントとしては大変新しく、意義のあるイベントの機会をいただいたとありがたく感じています。イベント詳細はコチラです。多くの方のご参加をお待ちしています!

https://www.city.kiyose.lg.jp/siseijouhou/danjosankaku/1002903/1014140.html

2024年9月17日(火曜日)~
先着150名
申込み方法
電話・窓口(042-495-7002):平日9時00分~17時00分
インターネット申込み(推奨):関連リンク申込フォームより

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北原みのり

北原みのり

ラブピースクラブ代表
1996年、日本で初めてフェミニストが経営する女性向けのプレジャートイショップ「ラブピースクラブ」を始める。2021年シスターフッド出版社アジュマブックス設立。
著書に「はちみつバイブレーション」(河出書房新社1998年)・「男はときどきいればいい」(祥伝社1999年)・「フェミの嫌われ方」(新水社)・「メロスのようには走らない」(KKベストセラーズ)・「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)・「毒婦」(朝日新聞出版)・佐藤優氏との対談「性と国家」(河出書房新社)・香山リカ氏との対談「フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか」(イーストプレス社)など。

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