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女たちの「怒りの赤」が国会を囲んだ日。

はっちゃん2015.01.17

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 今年お初のはっちゃんです。お正月はどのようにお過ごしになりましたか?

 私は自宅でだらだらと紅白歌合戦を見て、桑田佳祐さんのパフォーマンスにカッコイイナ~! サザンのようなスターだからこそやれることだな~! サザンがんばってくれ~! と楽しんでいましたが、例え「サザンのようなスター」であっても大変な圧力がかかってしまう時代なのね・・・と、既に大晦日の呑気さを反省中。新年初反省です。

 

 ライブでやったという紫綬褒章をオークションにかけるようなジョークについて謝罪し、さらに紅白でつけたちょび髭や紛争を批判するような映像について桑田佳祐さんは、「特定の団体や思想等に賛同、反対、あるいは貶めるなどといった意図は全くございません」と丁寧に謝罪。ちなみに私は原由子ファンですが、「妻目線」として見る桑田さんって、「男らしくない、ちゃらさ、しなやかさ、ゆるさ、自由さ」が魅力です。現実的で、生活者目線で、だからこそ感じる社会への恐怖や違和感を「そうそうそうなのよ~!」と語れそうな”おばさん系”男性じゃないですか。

 

 桑田佳祐さんの謝罪にがっかりした・・・という声をあげる人も多いけれど、「謝罪しないこと」で桑田佳祐さんたちが具体的にが味わう恐怖について、私たちはもっと想像力を働かせなくては、と思う。そしてまた、「謝罪」をしなければならないほどの「強い圧力」ついて、私たちはもっと警戒し、想像力を働かせなくてはと、思う。そういう「生活者」(おばさん)目線の想像力が欠けていて、「攻撃に耐えるべきだった」と桑田さんの謝罪を責める「正義」と、桑田さんを暴力で追い詰めた人たちの「正義」、どちらも「サザンオールスターズ」という象徴を利用した「正義」の闘いにみえてしまいます。「正義の闘い」にとっては桑田さんが「本当に考えていること」や「桑田さんの生活」など、どうでもよいみたいで、いやだわ。・・・って書きながら思ったけど、私つくづく、原由子目線ですね

 

 で! 今年初反省の後、私は今日、「レッドストッキング~『女の平和』1.17国会ヒューマンチェーン」に参加してきました。国会の周りをぐるりと女たちによる人間の鎖で囲み、平和を訴える運動です。

 レッドストッキングとは、1970年代にアイスランドで広まった平和を訴える女の社会運動だそうです。ご存知のように18世紀イギリスの「物言う女」を象徴する「ブルーストッキング」(日本では『青鞜』と訳され、大正時代の女たちのフェミ心を熱く燃やしましたね!)にちなんだ名前です。社会に向かって発言し時代を作っていく! そんな女たちの思いが、神戸の震災から20年目の1月17日、国会前に集結しました。

 

 正直、それほど人が集まるとは思っていませんでした。だって寒いし、だってあまり宣伝しているようにみえないし~、ま、500人集まればすごいよね、でもそれじゃぁ国会を囲むほど集まらないでしょうね~と全く期待しないまま国会議事堂前について驚きましたよ。そこには赤い帽子、赤いコート、赤いスカーフ、赤いスカート、赤い靴、赤いストッキング、赤いバッグ・・・赤赤赤の女たち(時々男)が、それこそ凄い数いたんです。国会議事堂前から、国会図書館、そして経産省の方から、首相官邸前まで、ずらりと・・・文字どおり「人間のチェーン」で国会を囲むほどに!!!! 午後2時30分頃の主催者のアナウンスによれば、6000人の女たち(時々男)が、集まったそうです。(今ネットで確認したら、7000人という報道を見つけました。http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20150117-1422900.html

 

 

 女の活用を「軽々しく」言いながら、自衛隊の活用や原発の活用ばかりに力を入れているように見える安倍政権。「平和」や「中庸」を謳いながら沖縄の民意を暴力で踏みにじろうとしている安倍政権。そんな今の日本の政治に対し本気で危機感と恐怖と怒りを抱え、赤い物をひっぱりだして寒い中どうしてもここに集まり、同じ思いをしている女たちに会いたい!!! という女たちがこんなにもいるんだ・・・ということに私は、感動しました。泣きそうでした。今年初感動で、今年初涙です。

 一人で闘うにはあまりにも怖すぎる世の中。だけど、私たちにはこれほど仲間がいる。そして絶対にこれ以上「悪くしたくない」と危機感を持つ女たちがいる。そのことこそが希望だと、思います。

 

 だけど・・・・・・今の時点で、この女のニュースあまりネットに流れてないですね。テレビでも今のところ報道されてない。こんな寒空にマジで怒ってる女が6000人が集まったこと、ニュースにならないなんて、やはりこれも「自粛」なんでしょうか。桑田佳祐さんの謝罪文こそ「やばくね?」って自粛すればいいのに。

 

 それにしても私のクローゼット、見事に黒一色で「赤」がなくて困りました。慌てて赤いタイツを買いに行きましたが、黒しかないクローゼットを改めて見ると病的です。今年はカラフルにいきたいな~、と赤い女たちの熱い思いに囲まれ、新年初決意。もうすぐ2月だけど。今年もよろしくお願いします。

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