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主人公が輝けない韓国と日本の育児

やまださらさ2014.05.16

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日本に来ている間に韓国で件の旅客船事故が起きた。
韓国の生活の中で漠然と感じていた「不安」や正体のわからない何かへの「不快感」、この事故のことを知るたびに、それらの実態が浮き彫りになっていくようだ。

大人たちが見て見ぬふりをしてきたこの国の「闇」。
そのせいで子供たちの命が奪われた。
残念で悲しくてしょうがない。
小さな子どもをもつ親として、将来どこで育てるのが良いか考えることがある。
端的に言えば韓国と日本、どっちがいいかということだ。

今回の事件後、やっぱり日本がいいかもと正直思った。
我先に逃げるパンツ姿の船長が、頭の中にずっといる。
出産後、2、3ヶ月おきに実家に来て、そのたびに長期滞在している。こっちにいると、代官山だって表参道だって、子ども連れでなんとかなるし、公園や児童館も韓国より豊富だ。子どもをベビーカーに寝かせながらおしゃれなカフェでパンケーキを食べている時なんか「やっぱり日本はイイヨネ」って心底思う。

でも、子ども向けの施設はそろっていても、決定的なことに、子どもに優しくない人が多い。これは東京だけなのか?子どもというか、子どもを持つ女がそんなに憎い?と思うことがある。

通りすがりの人々、エレベーターで一緒になった人、電車の中の人、じいさん、ばあさん、おやじ、おばさん、若者、みんなが冷たい。

日々の育児でボロボロで、久しぶりにお出かけできると思って電車に乗っても周囲の圧力で押しつぶされそうになる。赤子と一緒なだけで、こんなに緊張して電車に乗らないといけないの?子どもが少し騒ぐだけで、重大な罪を犯しているようで、背中にじっとり汗をかく。赤ちゃんに微笑みかけるどころか視線も合わせない人々にゾッとする。小保方さん批判、ベビーカー論争、嫌韓流、嫌なニュースが次々と思い出されてやっぱこの国コワいと思う。

その点、韓国は赤子に対して寛容だ。というか、逆にウザいぐらいに干渉してくる。
電車にのるだけで注目の的になり、あれやこれやと世話をやかれる。
ほとんどが、じいさんやばあさんだ。
赤子を勝手に触る、お菓子を渡す、この洋服じゃ寒いと文句を言うなど、母さんになりたてで神経質になっていたときはイラっとすることが多かったが、0歳児の育児は過酷で孤独だから、誰かにかまってもらえるだけで救われた。

韓国では、公園など子どもが集まる場所に行くと、じいさんやばあさんが多いのでびっくりする。そういう家は子育ての主役が完全にじじばばだ。
日本では「育じい(爺)」「育ばあ(婆)」というやつで、こっちでは「ハルパ(ハラボジ+アッパ)」、「ハルマ(ハルモニ+オンマ)」と呼ぶ。共働き夫婦の半数以上が祖父母に子どもの面倒をみてもらっており、乳幼児の「親子教室」にもじいさんが参加していたり、「ママ友」ならぬ「ババ友」らのベビーカー軍団が街を闊歩していたりする。

共働き世帯にとっては夜も安心して預けられるのが自分の両親や夫の両親なのだろうが、最近では育児ストレスを抱える祖父母たちが社会問題になっていたりもする。そりゃそうだよね。若い人だって長時間の育児は重労働なのに、高齢者が面倒をみるんだから。

私は老後、フルタイムで孫の面倒をみるなんてゴメンだ。無償で家事労働をしてきたのに老後になって今度は無償で孫の世話?ありえないでしょう。それに、いつまでも親に頼ったり、相互の距離感がちゃんとしていないと、親側も子どもや孫に権威的になったりするし、そういう関係はよくないと思っている。

でもそれもきっと「家族なんだから」で済まされちゃうんだろうな。
それにしても、日本も韓国も育児の現場で「男(父親)」の陰が薄過ぎ。結局、こいつらが一番厄介なのはおんなじだ。

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やまださらさ(やまだ・さらさ)

在韓8年目のフリーライター。
フェミだったのに現地で年下の韓国男にどっぷりハマってしまい、誤って結婚。
現在、結婚4年目を更新しつつ、且つ育児をしながら自分らしく生きるために奮闘中。
韓国的エロとはなにかも日々、模索中!

このコラムでは、未だに実態がつかめない宇宙人(韓国男)との生活の悲喜こもごもと、女のための韓国エロス案内を追求していきます。

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