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東方神起のかがやく二の腕

おのゆり2016.12.16

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東方神起の二の腕はすごく美しい。あれってなんか塗ってるのかな。それとも単に汗っていう天然のデコレーションなのかな。肌がきれいでなめらかで、つやつやてかてかしてる。それでいてもちろん筋肉質だけどなんか表面はやわらかそうにむっちりしてて、ダンスをするたび絶妙にうごめいて男らしい。男を感じる。

先日の軍隊のステージでは、ユノが思いきり動き回ってパフォーマンスしてるときに、マイクの機械のコードに引っ張られてTシャツがめくれちゃったってことがあった。たかだか、おなかがちょっと見えちゃった、それも一瞬、なんだけど、見えるはずじゃなかったちらっと見えたおなかはきれいで、テンションが上がった。がっしりした背中や、やけに色っぽい胸元も。それから、バラードを歌うときのちょっとくるしげでせつなく、せまりくるような表情も。日本語の慣れない発音を歌うときの口元なんかも。ほんとにあげればきりがない。わたしたちは彼らの瞬間瞬間を、その見た目を、顔や全身、そのすみずみまでを、いつも、くまなく消費している。

かっこいいとか、きれいとか、王子様みたいとか、歌やダンスがうまい、とかいっているのは、まぁそんなに問題ないだろうけど、わたしたちが、彼らを見て、こんな風に細かいとこまで、その身体を消費している、というと、どうだろうか。二の腕が、のぞいたおなかが、わきが、腰つきが、エロい、やばい、って、にやついて、興奮して楽しむことは、なんだかいけないことをしてるのだろうか。彼らを性的にも消費している、というと、なんだか、彼らをそういう対象として貶めることになってしまったりするだろうか。

結構良い歳をした、おばさんといわれる年代の女性たちが、恥ずかしげもなく、わかい韓国のアイドルを性的な目でみて、エロいって興奮してるなんていうと、世の大多数の男性たちは、おそらく嫌悪感みたいなものを抱いて、ばかにするような、さげすむような目でわたしたちを見るだろう。当の男たちはいつだって女をいやらしい目で見てて、街にはいたるところに男たちがよろこぶ、女の、裸に近い格好の写真があふれているのというのに。

男が女を消費するのと、女が男を消費するのとは、同じじゃない。男はたとえば胸が大きい女がいると、そこだけに目を向けて、その人を性的な対象物として、下卑た目で見てその女を貶める。世の中の男女という関係は、同等ではなくて、構造上、男性が力を持っているから、可能になるしくみだ。そうやって、性的に魅力的なものや性的な消費自体を貶めるようにしてきたのは男であって、それ自体が悪いわけじゃないはず。わたしたちが東方神起を性的に消費しても、彼らを貶めることにはならない。とてもプライベートなことだから、性的な興奮てものを認めることや語ることは、恥ずかしいことではあるけど、恥じることではないはずだし、東方神起はエロい、って、性的にも見てるっていうと、東方神起そのものを汚すかのような思いが一瞬よぎるけど、それは汚いことでもないはずだ。

だって、そういうものを求めるわたしたちの欲望はたしかにあって、セクシーな東方神起を見て心が洗われるような思いになったり、生きることに前向きになったりする。性的な興奮を味わうことはとても大切なことで、それは、自分をより良く知っていくことでもあるし、男の人の身体をくまなく堪能することは、男を性的な対象にとどめるのでなく、むしろ男の身体をより良く知り、男とより深く知り合っていく行為だと思う。性について語ることは楽しくてすてきなことだ。世間にどう思われようと関係ないけど、勝手にわたしたちの楽しみを良し悪しと判断されたくはない。

むかしから、芸術ってものがあったことが証明してるように、きれいなものを見ていたい、というのは、きっと、どうしても辛いこともある人の人生にはつきものなんだろうなとか思う。ほんとにためいきが出るほどきれいでエロいふたり。こんなに美しい男の子を、思う存分、毎日、眺めさせてもらってほんとありがたい。そして、その美しさは、見た目からだけくるのではなくて、やっぱり、中身を、彼らの人となりを知れば知るほど、より深まる。よりきらきらして見えてくる。そうやって、彼らをもっともっと知りたくなって、どんどん転げるように、東方神起に堕ちていってしまうのだ。

東方神起がだいすきってことを書かせてもらって1年過ぎました。実際、今は東方神起は活動していない中、ユノとチャンミンのことを思いながら、わたしが今まで東方神起ファンとして感じてきた思いをそれなりに必死にしたためてきました。つたない部分もかなり多いこのコラムですが、今年1年読んでくださった方ありがとうございました。寒いけど、あったかくして、良いクリスマス&良いお年を!

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おのゆり(おの・ゆり)

大学院生。
1974年生まれ。東京出身。女性学修士。2012年に渡独し、現在、大学のジェンダースタディーズ博士課程で、フェミニズムや女性運動について研究中。もうそんなに若くもないのに、ひとりドイツで、貧乏学生生活送ってます。トンペン歴8年。 

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