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男の国ニッポン

昌浩子2018.05.14

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「いや〜世の中なんでもセクハラセクハラうるさくて困るわー。こんなんだったらコミュニケーション取れやしない!嫌な世の中だ、全く!」
と、プンスカ怒る40代男性。
そう思いませんか?と振られた。
わたしが共感すると思われたことが逆にショックで(笑)

今までずっとセクハラして来たんですね!
それが許されて来たってすごくないですか?
と言ったらキョトン。
普段どちらかといったら男風吹かせないタイプの人だったので、ブルータスお前もか状態。

官僚にアイドルにジャーナリストのセクハラ、さらには大臣の『セクハラ罪はないからセクハラは罪に非ず』発言。
で、トンチンカンな女性活躍推進(笑)
もうお笑い国家だよな、この国は。
幻想だったのか民主主義、
男女雇用機会均等法は蜃気楼か?

そんなに男だけでつるんでいたいのか。
女を従えていたいのか。

男尊女卑じゃないよ俺
僕は女性を大事にしていますよ
そういう男たちからポロポロこぼれ落ちてくる無意識セクシズムの言の葉や態度。
やはりこの国の問題は根深い。くらくらする。

「いや、だって、されるの好きでしょう?」

普段から僕は女性を大事にするタイプだと公言する男が言った。

まあ、されるのも好きだよ。

「とは言え男は大変なんだよ。するために奮い立たせて努力して、体力使うし。女はいいよなー受け身だから堪能できて。」

いやいやあなたのセックス独りよがりだから!
してあげていると言うのは、
単なる形式で自分が射精するためのシナリオの一部だから!
受け身の体勢が多いから、
あなたがひとり一生懸命になればなるほど、こっちは置いてけぼりの感満載。
あなたがひとり一生懸命腰を振れば振るほど、こっちは早く終わらないかなーと演技上手になる。

女のためにやっているようで実はしていない。
まー、こういう男は多い。だらけだ、実感として。

普段から男たちの縄張り争いに興味が無く優しい系の男が言った。
「結局、いやだ!は戯れでしょ、わかっているよ。好きなんだよね〜嫌だ嫌だも好きのうちっていうじゃない?」

あの、ていうか、あなたセックスしていて、
いやだの、「イヤ」と「嫌」の違いがわからないってヤバくないですか。
身体の反応や声色からして、
恥ずかしさから来るイヤではないでしょー。
今わたしが嫌と言ったのは、
してほしくない嫌だから言ったんですよー。
ダイレクトに拒絶したらあなたのちんこ萎えそうだし、心の傷になっちゃったらかわいそうだし。
だからいや!って言ったのに、
あの、マジやめてくれませんか、
あなたまで嫌になりそうでいやなんですが、、、(的な内容をもっとやんわりと)

「…セックス中に醒めるわーめんどくせぇ。黙ってやらせろや」(と心の中で言っているであろうなんとも言えない表情)

こんな男の多いこと多いこと。
男の快感言わずもがな、
女のわずかな快感はこんな攻防の上に成り立っている現実よ。

結局、男の舞台には男しかいない。
相撲の舞台にも男しかいないし(笑)

そして、
ついつい我慢したり、
ついついやり過ごしたりで、
男の好きなようにやらせちゃうこの感じあるある。
母性とかいう魔法の言葉が、
骨の髄まで染み込んでいるのか女性。

特にセックスの場においては、
波風立てないこと多々。

次は大丈夫。
きっとわかってくれる。
期待しながらも絶望の影を感じるセックス。
ここからの脱却を図りたいと熱望。

男の国に間借りする感、もうご馳走さま、だわ。

最近、政治の荒廃を目の当たりにし、
少しでも変えていかなければとも思っているし、
自分ができることをやって政治を生活に取り戻さねばとも思っている。

思っているのだけれど、
この荒廃のスピードに無力感を感じてしまっている。
もう日本に住み続けたくないなーとなりつつある。

セックスもそう。
もっと気持ち良いセックスを得るためには、
昔から変わらない日本の男の意識を変えさせなければならないと思っている。

思っているのだけれど、
この根深さを前に無力感を感じてしまっている。
いや、こっちはまだまだ楽しみたいのだが。

しかし、他人を変えることはほぼ不可能。
だから、わたしにとって少しでも良い方法を考えて実行していかねば。
うん、この男の国では徒労に終わる可能性高いから、視界を広く宇宙規模でいくか?いくのか?わたし。

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昌浩子(まさ・ひろこ)

バブルのしっぽの時代に青春を謳歌。パーティコンパニオン/家庭教師/スナックのホステスのアルバイトのおかげで財布の中には常に30万円が入っていた学生時代を経て、テレビディレクターとして仕事に人生を捧げたものの、福島原発の事故により人生観がガラリと変わり、エシカルやオーガニックな世界に身をおくべく日々奔走中。東方神起とシャンパンと飛行機をこよなく愛する札幌在住の三碧木星天秤座。

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