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「オヤジを懲らしめたかった」。

栗林デバ子2015.07.14

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仙台市で、出会い系サイトで知り合った男性に睡眠薬入りのチョコレートを食べさせて現金を奪ったとして、昏睡強盗の疑いで逮捕された女子大学生の事件。ひそかに気になっています。
東北薬科大に通っていた小浜翠容疑者(23)が、警察の取り調べに、「妻子がいながら出会い系で若い女性と出会っているおやじを懲らしめたかった」って供述しているらしいのです。
あくまで警察を通じての広報だから、どこまで彼女の言葉通りなのかはわからないけど、なんかこれ聞いて「そーかもね!!」ってすごい納得しちゃいました。
犯罪に共感するなんて、どーよ?と思わないところもないんですけど、でも、買春して野放しになっているオヤジに怒りを抱く気持ちは分かる。
報道によれば、彼女の実家は医者をしており、彼女自身も駅前の高層マンションに住むなどお金に不自由はしていなかったようです。
にもかかわらず、出会い系サイトで居酒屋に男を呼び出し、わざわざ睡眠導入剤を混ぜたチョコレートを食べさせる。そして、サイフを盗んで、暗証番号を聞き出し、お金を引き出す――。
どうしてそんなことをやっていたのか。
盗んだお金で高額なアクセサリーやブランドバッグを買っていて「お金が欲しかった」とも供述しているらしいのですが、本当にお金のためだけだったのだろうか。
彼女がどうして女性を買う男たちを罰したいという気持ちになったのか、それはわからないけど、出会い系で知り合った男と会うのに、いつも決まった居酒屋の個室を使い、部屋には過去に男から奪ったカードを持っていたことを考えると、あまり逮捕されることを恐れていたようにも思えない。
男性たちから巻き上げたお金で高額なバッグを買っている時、彼女はどんな気持ちだったんでしょうか。罪悪感とかは微塵もなかったんじゃないかな。きっとすがすがしい気持ちだったんじゃないかと想像してしまいます。
部屋にあったカードも見返しては、その時の快感を思い出していたのでは?とまで思っちゃうんです。
前にも書きましたが、「買売春してはいけない」と言いながら、買った側は何のおとがめも受けないこの国で、売った女性だけが、補導されたり、貶められたり、犯罪に巻き込まれたりする。そのなかで今回、彼女が「男たちを罰したい」と思った気持ちに共感する人は少なくないんじゃないでしょうか。
昏睡強盗罪は刑法で5年以上の懲役に処せられるとあり、とても重い罪です。
それはもちろんわかる。でも今回、被害届を出した男たちは、お金以外に何を奪われ、傷つけられたのでしょうか。
今後の裁判もウォッチしていきたいと思ってます。

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