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自衛隊員との結婚を指す「J婚」って言葉、知ってます?

栗林デバ子2016.04.13

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 たまたま自衛隊のことを調べてたら、すごいサイトを見つけてしまいました。
 今「自衛官」をネットで検索すると関連キーワードの4番目くらいに「結婚」って出てくるんですね。興味本位でクリックしてみたら、出るわ、出るわ。
 いま自衛隊員って結婚相手として人気なんですねー。自衛隊員との結婚を指す「J婚」って言葉まであるとは・・・。知らなかった。

 でビックリしたのが、自衛隊員との結婚を応援する「自衛隊プレミアムクラブ」なるサイトです。制服を着て「敬礼!」のポーズをした美女や自衛隊のものらしきヘリの写真などが掲載されていてかなり濃ゆいカーキ色の印象。
 元自衛官の方がプロデュースしているらしく、「男性は自衛隊員に特化」、「女性は20代が中心」をデカデカとうたってます。
 女性だけ「20代が中心」ってどうなのよ!と思ったのですが、さらにすごいのは会員登録。マッチングサービスを利用するには登録が必要なのですが、女性だけなんと「写真審査アリ」なのです。どんな審査かは分かりませんが、とおらなければ会員になれないという。
 しかも、すごいのが有料会員が支払う価格。男性は一律1080円にもかかわらず、女性は18~25歳が1080円、26~29歳は2160円、30~32歳が3240円という。32歳以上は登録できません。男は39歳までだというのに。
 どんなに鈍感な人にでも伝わる「女は美人じゃなきゃだめだし、若ければ若い方が価値は高いです!!」という明確なメッセージ。
 こんなにあからさまなのを久しぶりに見たよ。す、すごい。

 このクラブを取りあげた記事を週刊朝日(2015年12月11日号)で見つけたんですが、そこにはこんな広報担当者のコメントが載っていました。
「婚活事業をする中で、15年以上前から、自衛官と出会いたいという女性からの要望があって始めたところ大盛況。自衛官との結婚希望女性が多いため、自衛官の満足度を高めて、より本気の女性だけを対象にしようと、女性の写真審査を行っています」(広報担当者)
 より本気の女性をあぶり出すのに写真審査を行うって、意味がよくわからない。
 きっと本音は「自衛官の満足度を高めるため」って方なんでしょうね。
 もちろん自衛官に限らず、一般の職業を対象にした結婚相談所も本音は似たようなものなんでしょうね。それがいいとは全然思ってないけど、男は年収が高い方が人気だし、女性はキレイで若い方が有利なんでしょう。
 でもこのクラブはあまりにも男性の「満足度」のことしか考えてなくないですか??
 女性は容姿で線引きされ、年齢で値段をつけられる(しかも女性側が払うという謎)。

 サイト内には自衛官妻で現役予備自衛官(予備自衛官は年に数日、訓練を受けて有事には駆けつけるという人たちです)の婚活アドバイザーERIKAさんからの自衛官妻になるための心得を説くページもあるんのですが、
「アイロンは愛論」というタイトルのコラムでは、自衛官にはパリッとした制服が不可欠ということで、「奥様は最初から制服の整備を完璧にやろうとしなくても大丈夫です。自衛官は自分たちが納得出来るところまで自分でやりたくてやります。信用していない訳でも潔癖性な訳でもありません。まずは持たせてあげるハンカチやYシャツなど扱い易いものからトライして下さい☆」という「家事は女性がやるもの」という“常識“をみじんも疑っていない謎のアドバイスや、
「愛は哀より深し」というコラム(この方、ダジャレが好きなんですね)では、訓練などで遠距離恋愛や連絡が取れないこと多い自衛隊員も多いけど、
「負の感情スパイラルに落ち入ってしまった時、その「負の感情」を手帳やノートに書き留める事はお勧めしません。記録に残すと後々自分で自分の足を引っ張る厄介な代物になってしまいます。(中略)きっと大切な人は「したい事」「してやりたい事」沢山のことを飲み込んでいくのでしょう。その気持ちをなかった事にしてマイナスの気持ちに飲み込まれる事は、大切な二人の時間をじゃぶじゃぶと排水溝に流してしまうのと同じです。
 私は会えない時間、私の事を全く考えないで心配しないで欲しいです。眠るちょっと前に少しだけ思い出して元気でいると信じて欲しいです」
 という自衛官の妻、彼女たるもの我慢しないと!というメッセージもふんだんに書かれてます。
 どんだけ男に都合の良い女を養成する気だよ!!

 これが男にファンタジーを売る性産業ではなくて、日本の結婚のリアルだなんて。
 これが婚活の実態なんでしょうか。なんか読めば読むほど、「結婚なんてしたくない」という気持ちになっていくんだけど・・・。

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