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仕事でトルコの地中海沿岸のリゾート地、アンタルヤへ行ってきました。

日本のテレビ番組の撮影コーディネートの仕事です。
イスタンブルはまだ夏になりきれていないというのに、アンタルヤは連日35度以上の猛暑日。
しかも湿気があるから体感温度40度以上です!
夕方になるとテーブルの上がしっとり。海にも入れないのに、この暑さはつらいです。

 


撮影も暑くて大変でしたが、わたしの興味を最もひいたのが、
ロシア人観光客の多さです!
ちょっと前まではドイツ人人口がすごかったのですが、しばらく行かない間に、アンタルヤはロシア人に牛耳られていました。
アンタルヤを訪れるロシア人ツーリストは、今や年間330万人。


かつてはツーリストとしてではなくて、ホテルで行われるダンスやミュージックショーに出演したり、セックスワーカーとして来ていたロシア人ですが、ここのところの経済成長で小金持ちが増え、お客様として訪れるようになりました。


私が驚いたのはツーリストの数だけではありません。
「嫁」にきているロシア人女子の数です!
アンタルヤに居を構えたロシア人は33万人ほどということですが、そのうち
「嫁」に来て、トルコ国籍を取得する「嫁」が1万8千人です。ロシアもトルコも2重国籍が認められていますから、ロシア人女子は5年の結婚期間を満たしたら、即刻トルコ国籍を取得。一大ロシア人人口を形成して、アンタルヤの一のマイノリティとなっています。


冬が長くて寒いロシアに比べて、アンタルヤは天国。
トルコ国内でも野菜や果物の有数な産地だし、年間の半分以上が夏、冬も毛皮を着なけれないけないほど寒くなりません。


ロシア人女子がトルコ人男子にイチコロになってしまうのか、その逆なのかはわかりませんが、お得なのはロシア人ではないでしょうか。


お陰でアンタルヤは町を歩けばロシア人妻にあたる!状態。
彼女たちは他の外国人よりも素早くトルコ語を習得し、夫にトルコ料理を作り、すっかりトルコ人家族に溶け込んでいます。


これだけロシア人がいれば、ロシア人援助協会などもでき、ロシア人学校も設立されました。
例えばアンタルヤに18年在住のロシア人妻、ダリア・オズキョクテンさんは、今年3月の地方選挙でケメル郡の郡議会議員に立候補しました。在住6年のイリナ・バルジュさんも、アンタルヤ市コンヤアルトゥ区の区議会議員に立候補しました。残念ながらふたりとも当選にはいたりませんでしたが


オスマン時代にもロシア、ウクライナ、コーカサスから、スルタンが「嫁」を娶っていました。

地理的に近い分、溶け込むのも早いのですが、過去の記憶がお互いの遺伝子に組み込まれているのかもしれません。

 

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安達智英子(あだち・ちえこ)

多摩美術大学 インテリアデザイン科卒。
トルコ留学後、トルコ民家の研究に携わる。現在は翻訳、通訳、取材コーディネート業の傍ら、トルコで折り紙の普及に努めている。
翻訳書:ノーベル賞作家オルハン・パムク著「新しい人生」(藤原書店)
    レハー・ギュナイ著「サフランボルの民家」(YEM 出版)
    トルコ語への翻訳では丸木俊の「ひろしまのピカ」(İleri Yayın)
著 作:「世界遺産サフランボル・民家とくらし」(自費出版)
共 著:「タビトモ会話トルコ語」(JTB パブリッシング)
挿 絵:「ゼロから話せるトルコ語」(三修社)

ブログ:masalgibi.blog.fc2.com
WEB :www.torukosoudan.com

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