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トルコではもうずっと前から問題視されているのですが、一向に減らない「少女花嫁」。大体トルコでは問題視している層と、その問題を全く気にしていない層の接点がないので、問題はいつまで経っても解決しません。

トルコの東部や南東部では、嫁をもらうのに相当なお金を払わなければならない地方が多くあり、それを目当てに娘を売る親も多いわけです。それが初潮を迎えたばかりの少女であってもです。しかも売りつけ先は少女より少なくとも20歳は年上、それどころか70歳の爺さんということもあります。東部、南東部の花嫁の半数以上が18歳未満の少女花嫁という調査をした教授もいます。少女花嫁の数では、グルジアに次いでヨーロッパで第2位だということです。(グルジアも悲惨そうですね)

 

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                                               フェミニスト団体「空飛ぶほうき」の少女花嫁反対ポスター
                                                              「子供たちの将来を、結婚で犠牲にしないで」
 

現在の法律では親の同意があれば18歳以下でも結婚できますが、16歳以下の婚姻は禁止されています。ところがそんなことはお構いなしです。トルコには宗教上の婚姻と、法的な婚姻とあり、盲目的な原理主義者には法的な婚姻は全く重要ではありません。大事なのは、モスクの説教師に認めてもらう宗教上の婚姻です。だから何歳でもOK。また、平安時代の通い婚じゃないですが、彼らにはやっちゃったら自分のものという考えがありますから、無理やり駆け落ちしてモスクへ直行というのもありです。こういった形で結婚した夫婦を法的に登録させようと、数年前から政府はキャンペーンをしていました。それなのに、毎月少女花嫁の悲惨な末路が報じられてきます。

 


変死を遂げたり、自殺したり。夜の営みを拒んだり、他に好きな人がいた、などなど、様々な理由で嫁ぎ先で殺されることもあります。まだ思春期で妊娠してしまうので、流産も多いわけで、それが理由で精神的におかしくなって自殺してしまう少女もいます。また、妊娠中の自殺も多いようです。


トルコでは数年前に高校までが義務教育になりましたが、こういった少女たちは高校へ行っていないわけです。高校へ行かせない親が罰せられないばかりか、未成年で結婚させた親も、結婚した爺さんも、少女が殺されたり自殺したり殺されたりして事件にならなければ、罰せられないわけです。たまには嫁ぎ先から検察局へ逃げてくる勇気のある少女もいます。


国会は年中法律を作っていますけど、だれも守っていない、という状態がトルコの常。守らなくてもどうにかなってしまっている状態というのをどうにかしてもらいたいものです。

 

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安達智英子(あだち・ちえこ)

多摩美術大学 インテリアデザイン科卒。
トルコ留学後、トルコ民家の研究に携わる。現在は翻訳、通訳、取材コーディネート業の傍ら、トルコで折り紙の普及に努めている。
翻訳書:ノーベル賞作家オルハン・パムク著「新しい人生」(藤原書店)
    レハー・ギュナイ著「サフランボルの民家」(YEM 出版)
    トルコ語への翻訳では丸木俊の「ひろしまのピカ」(İleri Yayın)
著 作:「世界遺産サフランボル・民家とくらし」(自費出版)
共 著:「タビトモ会話トルコ語」(JTB パブリッシング)
挿 絵:「ゼロから話せるトルコ語」(三修社)

ブログ:masalgibi.blog.fc2.com
WEB :www.torukosoudan.com

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