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トルコの松田聖子、ヒュルヤ・アヴシャル

安達智英子2014.09.04

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トルコでヒュルヤを知らない人はいない。

 

ベテラン女優兼歌手兼タレントのヒュルヤ・アヴシャルは、今年51歳。1982年にミス・コンで優勝して芸能界入りした。早婚でその時結婚していたことがばれて優勝を剥奪されてしまったが、なにしろすごい美貌の持ち主だったので、周りが放っておかなかった。軽く日焼けしたような健康的な肌の色に、ブルーアイズ、抜群のスタイルでたちまちトルコ男性の心を鷲掴みにした。次の年にはベテラン俳優と共演で映画出演を果たし、一躍スターダムにのし上がった。ここまではよくある話であるが、彼女がすごいのは、30年余りもの間このスターダムから降りないことである。

 

 

ちょっと例えは違うかもしれないが、トルコでは聖子ちゃんみたいな存在だろうか。

聖子ちゃんと違うのは、2回しか結婚していないけれど2回とも離婚していること、(あと1回結婚したら聖子ちゃんと同じですね)年齢不詳の可愛いさを売りにしていないことだろうか。それどころか最近はおばさんぽさを売りにもしている。そんな彼女は何度か映画の主演で賞も取ったことがある実力派で、これまで50本ほどの映画に出演した。歌手としてはトルコ伝統音楽系を歌う、日本で言うと演歌歌手である。トップクラスの歌唱力、とは言えないが、女優上がりとしては上出来の歌声だ。90年代には、大ヒットを数曲出している。テニス好きとしても有名で、自分がプレイするだけでは飽き足らず、自分の名前を掲げたトーナメントまで主催して、若手選手を支援している。トルコでテニスがポピュラーになってきたのも、ヒュルヤのような有名人が支援したお陰もあるだろうと言われている。

 


最近女優業はご無沙汰で、バラエティ番組の審査員業がお盛んである。なにしろその語りっぷりが江戸っ子のような切れ味なのだ。威勢良くキップを切ったかと思えば、子供のように駄々をこねたり、それがわざとらしい演出ではなく、地だと信じさせるような自然さである。トルコの女性たちはやっかみからか、中年になってからの彼女をよく言わなかったが、これでまた人気が上昇した。

 

しかし男運は悪いようで、最初の結婚はまだ十代のときで、短命に終わった。若気の至りというやつだろうか。次の結婚は、有名な産婦人科の医者のドラ息子だった。私も未だに彼の本業がわからないのだが、サッカーの解説記事などを書いていたのでスポーツ評論家か何かなのだろうが、世間ではいつも「ヒュルヤの夫」と呼ばれ、存在感がなかった。三流モデルと浮気して、ヒュルヤに離婚された。娘が一人いるが、残念ながらヒュルヤに似なかった。またヒュルヤにはとしの離れた妹がいるが、放蕩娘でパリス・ヒルトンのようにいつも世間を騒がせている。

 

私はトルコに来た当初からヒュルヤをかっていて、応援していた。最近ちょっと太り気味だったけれど、12kgもダイエットに成功して復活。見事雑誌の表紙を飾っていますよ。それで彼女が言ったのが、「ミスコンで優勝したときだって、今ほど綺麗じゃなかったわ!」ですよ!

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安達智英子(あだち・ちえこ)

多摩美術大学 インテリアデザイン科卒。
トルコ留学後、トルコ民家の研究に携わる。現在は翻訳、通訳、取材コーディネート業の傍ら、トルコで折り紙の普及に努めている。
翻訳書:ノーベル賞作家オルハン・パムク著「新しい人生」(藤原書店)
    レハー・ギュナイ著「サフランボルの民家」(YEM 出版)
    トルコ語への翻訳では丸木俊の「ひろしまのピカ」(İleri Yayın)
著 作:「世界遺産サフランボル・民家とくらし」(自費出版)
共 著:「タビトモ会話トルコ語」(JTB パブリッシング)
挿 絵:「ゼロから話せるトルコ語」(三修社)

ブログ:masalgibi.blog.fc2.com
WEB :www.torukosoudan.com

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